最近になり、多くのバス事業者で深刻なバス運転士不足や働き方改革などによる路線廃止が相次いでいますが、神奈中バスも例外ではなく、調布駅や洋光台駅発着路線なども廃止されました。そんな中で、平44・45系統の平塚駅~小田原駅線も2024/3/30をもって廃止されました。私は、2024/3/30に平44・45系統平塚駅~小田原駅線(以降、小田原線と記載)の運用最終日を撮影してきました。ちなみに当日は午後のみの仕事でしたので午前中に撮影に行き、相模線の上り始発便で茅ヶ崎へ、東海道線に乗り換えて平塚に出向きました。
▲平塚駅北口に着くと、すでに多くのバスファンがいました。バスロケを見たところ、ニューカラーの新車である「ひ29」とありましたが、まずは同じニューカラーの「ひ39」が到着、すでに「平44 小田原駅」の表示を出して待機していました。これは続行便ですね。
▲平塚営業所の東西での範囲「西は小田原駅、東は茅ヶ崎駅」これももう見られません。小田原線の廃止で、西は二宮駅までに大幅に縮まりました・・・。
▲しばらくして、当日の小田原線の定期便である「ひ29」がやってきて、平塚営業所のニューカラー新車2台が集いました。この車にとって、小田原駅に行く運用は最初で最後になりますが、とてもアツいシーンが展開されました。
▲平44(往路) 小田原駅行きの行先・経路表示。
▲平44・45系統運用車に掲出されたラストランのボード。定期便・続行便で異なるデザインが掲出され、小田原線の最後を飾りました。
▲平塚駅北口3番のりばの表記。平44 小田原駅の記載も。こちらは6:40発。かつては休日1往復でしたが、晩年は土曜1往復に。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------
平塚駅を発車した小田原線車両の撮影後、東海道線に乗り小田原へ向かい、今度は小田原駅で撮影。神奈中バスが来るまでは適当に撮影。
▲伊豆箱根バスを挟んでの光景。この組み合わせも日常的には見ることができません。
▲小田原駅到着後の様子。小田原城と神奈中バスの組み合わせも過去のものになったほか、ニューカラーの新車が小田原駅に来るのも最初で最後。とはいえ、ここでもアツいシーンが展開されました。
▲小田原駅の乗り場で待機・客扱い中の様子。周りを行く箱根登山バスや伊豆箱根バス達に別れを告げ、小田原駅からの旅立ちの時を待つ・・・。
▲小田原駅を発車。ここでの神奈中バスの姿も本当に最後!
▲小田原駅前の繁華街をバックに。ここでも多くのファンに見送られながら小田原駅をあとにしました。
最後の小田原駅着発の神奈中バスは、こうして小田原駅からは旅立ってしまいました・・・。もう小田原駅には神奈中バスはやってこない・・・。
--------------------------------------------------------------------------------------------------
小田原駅での撮影後、東海道線に乗り平塚に戻り、再び平塚駅北口で撮影。平45系統が来るまではまた適当に撮影。
▲小田原線での長旅を終え、無事平塚駅に戻ってきたニューカラーの新車たち。見事に連なったところをとらえました。
▲平45(復路) 平塚駅の行先表示。
▲平45系統の平塚駅到着後、「ひ39」を用いてミニ撮影会が行われました。すでに廃止された路線の表示も。レシップ製の白色LED表示機のためか、晴天でも筋が入らず表示もきれいに撮影でき、こちらも印象に残る記録になりました。
本当は小田原駅で9:00まで撮影を続けたかったのですが、平45系統が小田原駅を発車して割とすぐに平塚に戻ったところこれが正解。平45系統の行先表示もゆとりをもって撮影できたほか、ミニ撮影会にも参加することができたので本当に良かったです。
平44・45系統の撮影完了後、平塚駅10:15発の茅ヶ崎駅行きのバスで茅ヶ崎に帰ります。ここで乗車したのは「ひ15」のワンロマでした。座席数が多く、今宿での大量乗車があっても立ち客は少ない様子でした。茅ヶ崎駅到着後、ラスカにあるケンタッキーでゆっくり昼ご飯を食べ、そのまま仕事へと向かいました。
▲平44・45系統運用最終日の様子を撮影した詰め合わせ動画です。
・YouTubeはこちら。チャンネル登録よろしくお願いいたします。
▼以下のサイトもお楽しみください。
鉄道・バス写真集(鉄道の館)鉄道・バス写真集(バスの館)
▲スポンサーリンク