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鉄道・バス独り言、その他雑談

鉄道とバスを中心とした独り言をぶっちゃけています。それ以外の雑談もたまに書きます。コメントはいたずら防止のため非対応にしていますのでご了承ください。古い記事は、右下にある投稿記事履歴から簡単に探せます(最大100件まで表示されます)。スマートフォンやタブレットでは、ページのレイアウトが乱れる場合や、操作しづらい場合があります。

【バス雑学(3)】長く使えるようで使えない?CNG仕様のバス

天然ガス自動車は、天然ガスを燃料とするエンジンを搭載した自動車で、天然ガス式輸送機器の一種です。燃料は通常、圧縮された天然ガスであることからCNG自動車とも呼ばれます。バスにも天然ガスを使用した車両があり、こちらはCNGバスになります。

天然ガスは発熱量あたりのCO2排出量が化石燃料の中で最も低く、地球温暖化対策としても重要視されています。またディーゼル自動車に比べ、排気ガス中の有害物質(黒煙・NOx・SOxなど)が大幅に少ないことから、環境対策として自動車燃料に使われるようになりました。
圧縮天然ガス利用の場合は燃料が気体であるため、貯蔵性・運搬性に劣るという弱点がありますが、一方で燃料が気体であることから液体燃料より重量は軽く、燃料タンクを樹脂製にすることでタンク自体の軽量化も可能となります。このことから、床下機器の配置に工夫を要するバス車両の低床化(特にノンステップバス)においては、ガスボンベ(要はガスタンクですね)を屋根上に搭載し床下から燃料タンクを廃することができるという利点もあります。

CNGノンステップバスは、日本では1990年代後半から2000年代にかけて環境対策として自治体からの補助金により、コミュニティバスや公営バスを中心に導入されました。特に大阪市営バス(現大阪シティバス)・都営バス・横浜市営バスには大量に導入され、最盛期には多彩な車種を見ることができました。CNG車は、前述通りディーゼル自動車に比べ、排気ガス中の有害物質(黒煙・NOx・SOxなど)が大幅に低減できPMも排出しないことから、排出ガス規制をほぼ受けないのですが、高圧ガス保安法によりガスタンク(ガスボンベ)の使用年限が15年に制限されます。車両の寿命やリユースまで考えると、CNG車の導入が必ずしも省資源・環境保護につながっていないという指摘もあるようです。
排出ガス規制をほぼ受けないなら、ディーゼル車に比べて若干長く使用できるはずなのですが・・・?長く使えるようで使えない最大の原因は、やはりガスタンク(ガスボンベ)交換時期と使用年限が製造後15年に定められていることにあるようですね。

※記事は主にWikipediaを参考にして書いています。
 

イメージ写真は、横浜市営バスのKL-LV280系のCNGノンステエルガ。屋根にある大きなコブがガスタンク(ガスボンベ)です。


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いそぶー
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36
性別:
男性
誕生日:
1988/04/20
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病院清掃
趣味:
鉄道・バス撮影

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